赦されない罪

罪を口にして、誰かに優しくされたいためじゃない。でも書き残しておきたい。批判されるのはわかってる。なぜなら自分が自分をいちばん強く批判しているから。

いじめた罪

 

私は小学生の頃、いじめをしていた。

私は中学生でも、いじめをしていた。

 

「軽い気持ちだった」なんてことは言わない。

なぜなら面白半分ではなかったから。

しかし幼い私は、自分のこの感情に理由があることには気付かず、行動をしていた。

誰にぶつければいいか分からない感情を、その子に向けたのだ。

 

自分で言うのもなんだが、私は正義感に溢れている。

だから当時は、「自分が悪い」なんて考えていなかった。

『考えつかなかった』が正しいかもしれない。

 

これから書いていく記事は、ただの言い訳。

自分がいちばん分かっている。

例えどんな理由があろうと、犯していい罪なんてないことを。

 

私は、きっとこのブログを読んだ誰よりも、私のことが憎くて仕方がない。

「いじめをしていた」。

これだけでもう、許すべきことではないのだ。

例えどんな理由があろうとも。

いじめた人間は、とにかくそれ以上の罰を与えられるべきなのだ。

一生苦しむべきだ。

一生後悔するべきだ。

一生背負うべきだ。

いじめなんてしてはいけないのだ。

 

最初に書く。

胸糞悪いことしか書いていない。

読むのは自己責任だ。

そして、これ以上わかりきったことは聞きたくないので、コメント機能はつけない。

擁護する箇所なんてひとつもない。

叩かれて当然、つくコメントだっていくらでも予想がつく。

「言い訳だろ」

じゃあ死ねよ

「人の目のつくところに書いて結局は優しくされたいだけなんだろ」

「黙ってろよゴミ屑」

私なら、こう書く。

わかりきっている。

 

答えは出ている。

「いじめたほうが悪い。」

そう、いじめたほうが10の悪なのだ。

 

過去の自分を語る前に、最近思うことを書いておこうと思う。

 

 

先ほど、「いじめたほうが悪い」と書いた。

そんなものは討論する余地もなく当然のことなのだ。

そのくらい当然のことなので、これと同じ意見が書かれているようなものは、世間には溢れている。

『いじめをしてはいけない』と教える者や物たちが溢れている。

 

しかし、その多くが「相手の立場になって考えよう」と口をそろえて言うのだ。

 

はっきり言おう。

馬鹿じゃないのか。

 

いじめる側がそんなことが出来るなら、そもそもいじめなんて起きないのだ。

相手の目で物事を考えられる子がいるなら、その子は傍観者か何かなのだ。

当人にそんな余裕があると思っているのだろうか。

はっきり言って教えにならない。

 

考えられないから、いじめが起きる。

いじめる人間は、頭がオカシイのだ。

そんな奴に常識を教えて、素直に吸収してくれると考えているのか?

害悪はどこかにぶち込むべきだ。

 

私が今の状態で、過去の自分に会えるなら、問答無用で施設かなにかにぶち込む。

 

予防するなら、現場じゃなくて外に目を向けるべきだ。

「頭がオカシイ」状態になるまでには、理由があるはずだからだ。

もちろんすべてがそうじゃないかもしれない。

小学1年生のいじめなら、「相手の気持に~」で更生するだろう。

しかし、ある程度自己が確立しだした高学年や中学生、それ以上の子供に向かって同じことを言って、一体何が揺らぐのだろう。

 

そして、いじめを題材にした作品だってたくさんあるが、

それらのいじめる側のキャラクターは皆こういうのだ。

 

「面白半分でやった」

「冗談のつもりだった」

 

そして反省するときに言うのだ。

「深く考えていなかった」

 

もちろん、実際そんないじめが大半なのかもしれない。

しかしそんな作品ばかりだ。だから、もう作らなくていい。

 

多くの作品が、「いじめられた側の報復劇」を見せたいだけに過ぎない。

それなら、それでいいのだ。

最初から「主人公がどういった復讐をするのかご期待ください!」といえばいいのだ。

なのにそんな作品の作者が、「これを読んでいじめが悪いことだと気付いてほしい」と言うのはおかしいことだと感じるのだ。

 

いじめる側が「悪」、いじめられる側が「善」と描写しておいて、

その「善」が「悪」をやっつける姿を見せつける。

そんな姿は見ていて気持ちがいいだろう。

 

それを見た、正義感の強い勘違いクズはこう思うのだ。

「悪は懲らしめないといけない」と。

 

 

話を、私の過去話に戻そう。

このブログは、そんな勘違いクズの話だ。

 

繰り返して言う。

私は私を赦せない。

例えどんな理由があろうとも、いじめは赦されないからだ。

 

考えながら、思い出しながら書いている。

私は今、自己矛盾に苦しんでいる。

「赦さない」「苦しい」「一生苦しめ」「幸せになりたい」

「甘えるんじゃない」「赦してほしい」

矛盾ばかりだ。

だから内容が揺れることがある。ご了承願いたい。